TEDトーク “The price of shame”に出てきた”cyberbullying”のくだりに思うこと

公開日: : オンライン英会話

先日、音読レッスン “The price of shame” by Monica Lewinsky モニカ・ルインスキー の記事を書きましたが、昨日その続きのレッスンを行いました。
例のごとく、私の大好きなCafeTalkのRomi講師のオンラインレッスンです。

使用している音源は、Monica Lewinsky: The price of shameです。上の動画の中央▲印をクリックすると、動画を視聴できます。

TEDトークを聴いてオンラインレッスン

レッスンの流れとしては、まずはスクリプトを見ずにモニカさんのスピーチ(ナチュラルスピードの英語)をある程度のボリュームまとめて聞き、理解した内容を要約。ここでは大意がつかめていればOKです。その後、一文ずつ(一文が長い場合は途中で切って)、講師が再生⇒私がリピート、という流れになります。

多くの日本人がそうだと思うのですが、書いてある英文は読めても、耳で聞いた英語をそっくりそのままリピートすることはなかなか難しいです。特に、初めて聞く単語は、音を真似できてもそれがいったいどんな意味なのか見当もつかないこともあり・・・

例えば今回の英文でアベレイと聞こえる部分があって、アベレイってなんだろ~と思いながらそのままリピートしたら、「a beret」(ベレー帽)のことでした。これは語源がフランス語らしいので、仕方ない部分もあるかもしれませんが。

他にもいわゆる女性を罵る俗語(侮蔑的な呼称)もいくつか出て来て、いわゆるFワードではありませんが一個もわかりませんでした(苦笑) Romi講師曰く、これらの単語は映画のセリフなどで時々耳にすることがあるそうなので、自分で使うことはないにしても、まぁ知っておいてもいいかなとのこと。

Monica Lewinskyさんの過去の経験とネット時代

さて、今回の視聴部分(4:14~6:09、1分53秒、207words)では、ビル・クリントン大統領とのスキャンダルが世間に広まり、世間から大バッシングを受けたモニカさんの経験が語られます。

モニカさんは自分の過ちは過ちとして認めた上で、「それまでは、人々がニュースに触れるのは新聞や雑誌、ラジオ、テレビに限られていた。しかし、彼女にとっては不幸なことに、彼女のスキャンダルはインターネットがメディアとして広く認知され始めた時期に重なり、一夜にして全世界へと広まってしまった。」と話していました。

This rush of judgment, enable by technology, led to mobs of virtual stone-throwers.

「テクノロジーがモブ(大衆)をvirtual stone-throwersにした」という文ですが、virtual stone-thorwesという表現がユニークです。仮想で石を投げる人?

大衆は実際にモニカさんに石つぶてを投げつけたわけではありませんが、インターネット上でそれに近いことをしたのでしょう。この場合の石つぶてとは、心ない言葉や、攻撃的な言葉、批判、侮蔑、嘲笑、あるいは脅迫などもあったかもしれません。

Granrted, it was before social media, but people could still comment online, email stories, and, of course, email cruel jokes.

「もちろん、それはSNSが全盛になる以前のことですが、それでも人々はネット上でコメントしたり、メールを送ったり、そしてもちろん、残酷なジョークを送ったりできました。」

テクノロジー(インターネット)には良い面と悪い面があります、もちろん。でも、もしも当時インターネットがなかったら・・・彼女の経験は、人生は、まったく違ったものになっていたかもしれません。

サイバーブリングとオンラインハラスメント

パソコンに向かって誰かに罵詈雑言も石つぶてを投げつけるとき、人は容易に「パソコンの向こうには生身の人間がいて、その人は自分の投げつける言葉によって傷ついたり苦しんだりするかもしれない。」ということを忘れてしまう・・・というようなことも書かれていました。

私はパソコンに向かって文章を書くのが仕事なので、誰かに会って直接話をするわけではなくても、パソコンの向こうで私の文章を読んでくれているのが生身の人間である、ということはいつも意識するようにしています。それでも、リアルな世界に比べると、やはりインターネットは相手の顔が見えにくいもの。

自分の文章をどう解釈するかは相手による部分が大きいですが、それでも(自分が意図しなくても)自分の文章が誰かを傷つけたり、落ち込ませたりすることはある、ということも自覚しています。
(もう10年以上ネット上で文章を書き続けているので実感としてわかります。)

When this happened to me 17 years ago, there were no name for it. Now we call it cyberbullying and online harassment.

「17年前、私の身の上に起こった出来事には名前がありませんでした。今日、私たちはそれをサイバーブリング(ネットいじめ)やオンライン・ハラスメント(ネット上いやがらせ)と呼んでいます。」

ここから、モニカさんは聴衆に向けて、自分の過去の経験と、そこからどのように回復したかを話し始めます。私はまだそこまで視聴していないのですが、興味のある方は動画を見てみてくださいね。

TEDトークは、中級以上の英語学習者向けの英語学習素材としてとても良いと思います。英語学習のためだけでなく、いろいろなバックグラウンドを持った人たちのスピーチを聞くことで、新しい視点を獲得するのにも役立つと思っています。

直接的ではないかもしれませんが、その点でも「英語は自分の世界を広げる」ツールですね。

Vocabulary

mob 大衆、暴徒

cyberbullying ネットいじめ

online harassment ネット上のいやがらせ

observations 【可算名詞として】(観察に基づく)意見,所見

unprecedented 先例のない, 空前の, 前代未聞の

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